夏キャン2009 <2009/8.12〜16>  ver1.1

第一日目
 数年前までは総勢十数名で楽しんでいた恒例の夏キャンですが、近年はどんどんメンバーの都合が合わなくなり、ついに、僕とママさんの二名の夏キャンになってしまいました。相変わらず目的地も決まらず、何処へ行こうかと過去のキャンプ地を中心に何気無く地図を見ていると、ハタと気が付きました。今まで行った日本の最北端と最東端は、当然、北海道にあるので走破済みです。しかし、日本の最南端はとても遠くてキャンプで行ける距離ではありません。で、初めて北海道の最南端を目指すことに決めました!!!
 
 夫婦二人なので準備も簡単。夕方までには函館周辺でキャンプ場に到着できると思い、昼頃札幌をスタートしました。.

 今年は高速道がETC割引で混雑必須なので、一般道を走り札幌から中山峠を通過、長万部町、八雲町、森町を通過し函館に5時頃入りました。なるべく最南端に近い場所でキャンプ場を探していたので、出がけにインターネットで見つけたオートキャンプ場を目指して更に南下します。

  函館から50分程度走ったとこにある知内町に到着し、早速、情報収集です。っていうか、出がけにネットで調べたキャンプ場の名前も場所も、現地で聞けばすぐ解るとたかをくくって、詳しく調べないまま到着してしまったんです。で、道の駅で管理人さんに聞いたら・・・なんと、そういう風なキャンプ場は聞いた事が無い!との返事。ここからが大変!途中にあった交番に行ってみても不在。近所の大型スーパーで聞いても解らない。しかも追い打ちをかけるように雨模様。

 結局、携帯電話の検索サイトに、うろ覚えのキャンプ場の名前を片っ端から入力し、やっと正式名称が解りました(笑)しかし、どうやら現在地から40Km位逆戻りしなければならず、夕暮れの迫った国道をガソリンの無駄!って呟きながらキャンプ地へ向かいました(苦笑)

 途中、再度交番に寄り、場所を確認して「湯ノ沢水辺公園キャンプ場」に着いたのが夕陽も落ちた7時頃!あ〜、2時間も迷子になってました(゚ー゚;Aアセアセ  小雨模様で風も無くスクリーンもテントも超手抜き設営であっという間に設営完了。(これが後に、大事件になるとも気づかずに・・・)その後、ジンギスカンと先程買った大きめのツブ貝とビールで乾杯です。それにしても、いつもは大勢のキャンプなので、二人だけだとしんみりした乾杯になりますね(笑)運転の疲れもあって小雨のキャンプ場で早めに就寝しました。

・・・で、深夜1時頃です。もの凄い雨の音で目が覚めました。と、ほぼ同時に。テントの前で凄い音!
ガッシャーン!ガチャガチャ!バリン!ザーーーー!ママさんの悲鳴と同時に慌ててテントから出てみると・・・何と、スクリーンタープがペッシャンコ!リビングがグチャグチャ、ビチャビチャ大洪水です。そうです。超手抜きで設営していた為、フライシートのテンションが足らず、そこに雨水が溜まり重さに耐えきれなくなった屋根部分のフレームジョイントが折れて、ついに決壊したのでした。

 慌ててレインコートとライトを持って表に出て唖然。何処をどう応急処置すれば良いのか?!雨風と暗闇のせいでまったく解りません。とりあえずママさんにスクリーンの中央部分を支えてもらい長めのペグをビニールテープで補強材代わりに巻き付けてフレームを固定する事にしました。が、途中でビニールテープが無くなり企画倒れ(゚ー゚;Aアセアセ 道具箱を探したら、偶然、電気工事などで使用するケーブルタイを発見!ケーブルタイを10本近く使用してペグとフレームを重ねて縛り、何とか折れた部分の連結に成功しました。

 一段落し、破損部分を眺めていたら・・・一定時間で雨水が溜まり、またまた天井が下に垂れてきます。仕方ないので、寝るのをあきらめて、一晩中、天井に雨溜まりが出来たら下から傘の柄でつつき、雨水を外へ逃がすという作業を繰り返していました(ToT)

第二日目
 小雨模様になった翌朝は朝食後も雨溜まりとの格闘は続きます(゚ー゚;Aアセアセ。何気なく道具箱を覗いてみたら、なんと!折れた部分の予備部品を発見!以前買った時に余分に注文していた事が功を奏しました!雨が小康状態になった頃合いをはかって一気に部品交換作業です。今度はちゃんと張り綱やペグダウンを行い、やっとまともな状態に。余談ですが今回のキャンプ後に発売されたキャンプ雑誌ガルヴィ9月号見て驚き!危険特集じゃないですか!!!あ〜事前にコレを読んでおけば、気を引き締めた設営してたかもしれないのに〜〜〜。(爆)

 トラブルが収まれば、雨だからと言ってテント内に居ても時間がもったいないので、今回の目的の一つでもある北海道最南端「白神岬」を目指してドライブです。車で約1時間も走ると道路沿いに、やや広めの駐車エリアが見えます。看板をみるとココが白神岬。(゚-゚;)ウーン 最北端や最東端は記念館やお土産やさんが並んでますが、ここはひっそりです。まぁ、日本の最南端じゃないのですから、こんなもんでしょう(笑)

 記念写真だけとって、次は北海道で唯一の天守閣がある「松前城」を目指します。小雨の中を20分程走ると、幕末ロマンたっぷりの松前町に到着です。天守閣を見学し、江戸風情の商店街を散策。お腹も空いたので、近くにある「道の駅 北前船 松島」へ移動です。ここで海鮮丼や海鮮ラーメンを堪能し、お土産もゲットしてキャンプ場に戻りました。

 この辺一帯は、どこも漁師町なので道中のスーパーで買ったホタテ@99円やエビの美味しい事ったら、文章では書けません(爆)海の幸で乾杯してるうちに昨夜のハプニングによる睡眠不足も手伝って爆睡です。


 
第三日目
 やっと快晴の北海道です。午前中はゆっくりと起床し、キャンプ場内を散策です。紹介が遅れましたが、ここのキャンプ場は区画オートサイト35区画(電源なし)、フリーサイトエリア・駐車場あり、簡易水洗WC、セパレートシンクの炊事棟、分別ゴミ箱常設、清掃、トイレットペーパーの補充などの管理は毎朝、周囲は山と川に挟まれた素晴らしいキャンプ場なんです。で、キャンプ場の利用料金なんですが、・・・・・無料です(爆)これじゃ何泊もしたくなりますね♪しかも利用者は10組以下とガラガラ(爆)

 昼近くになり、近場で観光でもしようって事になり、有名な「トラピスト修道院」を見学。長〜〜〜い階段をやっと登りきったトコで記念撮影。ここは入り口のパネル展示室しか見学できませんでした。再度、長い階段を下り駐車場に戻ってみると、教会で結婚式をやっていて、新郎新婦の姿が!参列の方と一緒に写真をとり、勝手に拍手して祝福させて頂きました(笑)

 次に向かったのが道中に何度も看板で目にした「重内神社 360度パノラマ展望台」。看板通りに進んでいくと・・
・あ”〜〜〜また階段!(爆)しかも210段!!!しばし、引き返そうかとママさんと作戦会議。まぁせっかくだから登りましょうって事で、覚悟を決めました。頂上はそれはそれは絶景で、苦労した甲斐があったもんだ!・・・・って自分に言い聞かせました(爆)

 訪れた知内町は、あの『北島三郎』さんの出身地でして、丁度、郷土お祭りの最中でした。祭り会場で出店を見たり試食したりと楽しんで、町内の「こもれび温泉」で入浴。本当は福島町のイカ祭りを見たかったのですが、天候不良で順延になり諦めることにしました。地図を見て気になっていたのですが、ここから海沿いの道を行くと途中で道が途切れてます。もしかして絶景が待ち受けてるかも!と、素敵な海景色を眺めながら20Kmくらい走ってみると。・・・海沿いの立派な舗装路だった道が・・・最終的に民家の玄関前に到着(爆)しぶしぶUターンして町内に戻ってきました(爆)

 今日は日の高いうちに今回何度も利用した「旭友ストアー」で買い物を済ませ、キャンプ場へ戻りました。で、ビックリ!さすがに夏休みの週末です!ガラガラだったキャンプ場が大混雑(笑)他のキャンパーさんをウォッチングしながら、マッタリと刻を過ごし夜には家族連れの花火大会で楽しませて頂き、ママさんと明日の予定について相談しながら早々に就寝です。


 
第四日目
 ホントは本日帰る予定だったのですが、せっかくだから函館観光して明日帰りましょうって事になり、フライパンを忘れたのでアルミ皿を代用にして目玉焼きを作り(爆)サンドイッチで簡単な朝食で済ませ、函館市内へ向かいました。最初に行ったのは「トラピスチヌ修道院」こちらは女子の修道院です。昨日の「トラピスト修道院」よりも市街地に近いので、それなりに混んでました。次は函館と言ったら朝市でしょう!湯の川温泉街を通り抜け、以前にも夏キャンで来たことのある「朝市どんぶり横丁」の「いくら亭」で昼食です。イカ素麺定食とウニイクラ丼ラーメンセットで大満足(笑)朝市周辺をソフトクリームなど味見しながら散策し、「金森赤レンガ倉庫」へ向かいます。ここは超人気スポットなので駐車場も30分位待ったでしょうか。

 女性なら数時間は見て回りたいものばかりです。素敵なオルゴール細工やお土産を眺めながら、倉庫前の道路から見上げた函館山。前回も乗ったので今回はパスしようと思ってた函館山ロープウェイ。やっぱし行っておきましょうか!!!・・・と、移動しようとした時、目の前に!!!「函館港湾内クルーズ ブルームーン」 二人旅なんで気のまま思いつくままの行動もOK(笑)金森倉庫の目の前のレストランから出航です。天気も良く約30分程、普段はなかなか目にできない方向からの素晴らしい風景を楽しみます。船上から見ると丁度、函館開港150周年イベント会場の人工島緑の島からは活気溢れるサウンドが流れてきました。

 今度は元町界隈の散策です。ロープウェイ山麓駅横の無料市営駐車場に車を停めて、ソフトクリーム通りを抜けTVなどでお馴染みの建物「ハリストス教会」「聖ヨハネ教会」「旧函館区公会堂」「元町公園」「旧北海道庁函館支所」や有名な「八幡坂」で記念撮影です。こういう場所に来たのは修学旅行以来かもしれません。歩き疲れたので、道中のコンビニで食材と板氷を買ってキャンプ場に戻りました。・・・で、キャンプ場に戻ってみると!更にキャンパーさんが増えてます!そりゃ夏休み最後の週末ですから混んで当然ですね。

 今日着いたらしい隣のキャンパーさんはソロで北海道をキャンプしているという70代半ばの大先輩。奥様とはキャンプしないのですか?と聞いたら、女はダメダメ!温泉やら観光やらは大好きだけど、キャンプなんて無理無理!ってニコニコ顔での御返答でした。夏になると一ヶ月近く北海道を周り、愛知県に帰るそうです。・・・僕もやがて独りでキャンプするようになるのでしょうかねぇ・・・(゚ー゚;Aアセアセ この日はブタ汁と焼き鳥で簡単な夕食を済ませました。今日も夜になるとテント前では子供達の花火。何か懐かしくて綺麗でした。それにしてもすき間無くテントがびっしり!当然、トイレ棟ではトイレットペーパーの消耗の早いこと早いこと(爆)


 第五日目
 近年の夏キャンでは珍しく五日目に突入。初日のタープ倒壊事件なんて忘れちゃうくらいの快晴です(笑)さて撤収開始です。10過ぎにキャンプ場を出発。夕方までには帰宅できれば良いのでノンビリとドライブです。道中、長万部町のファミリーレストランアイドルで昼食は「カニ飯定食」これがまた安くて美味しい!大満足!
 高速道路の八雲町手前で結構な渋滞です。ま、インターチェンジを過ぎれば皆さん高速道路を行くでしょうから、それまでの辛抱です。予想通りその後は順調。3時頃着いた中山峠頂上「峠の茶屋」でアイスを食べたり有名な揚げイモを食べたりの休憩です。さてもう少しと思いエンジンをかけようとしたら、(._.?) ン? セルが回らない?数回、チャレンジしてやっとかかりました。(これが後に大変な事になるとは、この時点では気づいてはいません→後日談参照)

 その後もたいした混雑もなく自宅に着いたのが4時半でした。そのままお墓参りに行きましたが、ここでもエンジンがかからず、バッテリー上がりだと思ったので弟に助けにきてもらいました。この時もなんどかの挑戦でエンジンがかかり事なきを得ました。弟よ!ありがとう!m(_ _"m)ペコリ

 最初は初めての二人だけの夏キャンなんで、どんな感じになるか不安でしたが、大変楽しい夏休みになりました。4泊5日間で全行程、約1004Kmの走破でした。

 m(≧∇≦)m イエイ!!

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 <後日談>
 キャンプから帰ってきて翌朝の月曜日。エミーナちゃんのエンジンはまったくかからなくなりました。調べてみるとセルモーターのマグネットリレーという部品の劣化でスイッチが回らない状態です。早速、トヨタ部品共販で部品を購入しいつも御世話になってる南君の力をお借りして修理しました。(修理レポは後日UP予定)いやーキャンプ中じゃなくて良かったです。もしも地方でのトラブルだったら大変な事になってました。想像しただけでもゾッとします。
 しかし、家の前で動かなくなった車を何とか移動しなければならず、ママさんにハンドルを握らせて、2トン近くあるエミーナを年甲斐もなく力づくで押しました。・・・で、腰が
ボキって(゚ー゚;Aアセアセ ギックリ腰みたいです。翌日からは痛いの何のって・・・σ(^_^;)アセアセ...

あ〜〜一難去って又一難!(爆)(爆)(爆)


























 ※ 海の向こうは下北半島です。(重内神社展望台にて)